ワンルームマンションの積算評価②
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最終更新日:2015/03/14
ワンルームマンション価格の評価方法
土地の積算価格を計算したので、次に建物の価格を積算します。
建物価格の積算は、
単位平米あたりの価格 × 床面積(㎡)×(耐用年数-経過年数)÷ 耐用年数
となります。
単位平米あたりの価格の目安は、「再調達原価」として設定されている数字があります。具体的な建築単価の目安は、以下の通り(全て1平米単価)です。マンションはRCかSRC造なので、20万か21万に該当します。
なお、保守的な銀行ではなりますが、20万円で計算されてよいでしょう。
建築様式 | 1平米あたりの単価 |
SRC造 | 210,000円 |
RC造 | 200,000円 |
重量鉄骨造(骨格材の肉薄四ミリ超) | 170,000円 |
軽量鉄骨造 | 120,000~160,000円 |
木造造 | 125,000円 |
なお、保守的な銀行は、もう少し厳しい数字を設定するところもあるようです。
次に、耐用年数ですが、
建築様式別の法定耐用年数は、以下の通りです。
建築様式 | 法定耐用年数(住居用) |
SRC造 | 47年 |
RC造 | 47年 |
重量鉄骨造(骨格材の肉薄四ミリ超) | 34年 |
軽量鉄骨造 | 29~27年 |
木造造 | 22年 |
なお、RC造・SRC造のワンルームマンションの耐用年数は、47年となります。
結果として、建物価格の積算計算は、
建物価格 = 20万円 × 区分の専有面積 × (47年 - 経過年数)÷ 47年
なお、建築年度により目安となる単価は当サイトの別のページでご紹介している通り国税庁のHPにもあります。こちらは、税金を納めるための計算式で上記の銀行から融資を引く際の担保価格の計算とは性質がことなります。
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