今は買い時なのか?
公開日:
:
最終更新日:2015/03/20
成功するワンルームマンション投資術
ワンルームマンションの投資はどのような状況でしょうか?
常に良いワンルームマンションの物件情報を追いかけている人ならば、気付くと思います。
確かに今年度に入って物件価格が上昇し、利回りの高い物件を見つけることが難しくなってきました。
国土交通省からこのような発表もありました。
「平成25 年第3四半期(7/1~10/1)の主要都市・高度利用地150 地区における地価動向は、上昇が107地区(前回99)、横ばいが34地区(前回41)、下落が9 地区(前回10)となり、上昇地区が8地区増え、全体の約7割を超えた。」(国土交通省 lookupレポート)
結局は同じことですが、ワンルームマンションに関しては、相場が上がったというよりも、市場にでる物件の絶対数が少なくなっているという印象でしょうか。
これは、売り手側の心理を考えると理解できます。
マンションを手放す理由は2つあります。
一つは、直近でお金が必要となった時。これは、投資の失敗も含めて売る側に差し迫った売る理由があると言う意味です。
もうひとつは、利益確定、または、資産の組み換えです。
こちらは、市場の暴落時などではなければ、売る側に差し迫った売る理由はありません。
いままでは、市場のトレンドとして物件の価格は下がる一方でした。
それも、オーナーの予想をはるかに超える水準で多くの地域で物件価格が落ちてきました。
これは、ワンルームの需要がかたいと言われていた首都圏でも同様です。
理由は単純で「賃貸需要が落ち、家賃相場が落ちてきた」からです。
そのため、借金をしてワンルームマンションを買っていた人は、返済が滞り売ります。
また、特に現金が必要でなくても利回りの悪さから、資産の組み換えが理由で物件を売ります。
しかし、今は違います。
アベノミクスで先高感が出てきたのです。
だから、ワンルームオーナーは今は強気です。
簡単には売りません。待てる人は待ちます。
これが、良い物件の絶対数が減った理由と考えられます。
しかし、冷静に考えると、
先ほどのワンルームマンションの価格が落ちる理由はアベノミクスでも変わりません。
世帯数が増えているとは言いつつも、賃貸需要以上にワンルーム物件が
世の中にあふれています。
1室あたりの賃貸需要は下がることがあっても上がると考えるのは無理があります。
(せいぜい現状維持でしょう。)
そう考えると、現在の物件の上昇相場が永続するとは思えません。
もちろん、ファイナンスの理由で物件価格が押し上げられる状況は実需の状況よりも長引くかもしれませせんが。
かなり早い時期にピークになると考える方が自然です。
とすると、投資物件を検討する段階で
「高い」と思ったものに手を出すのは控えた方がよさそうです。
具体的な相場感は、首都圏、地方都市で違うと思います。
(なので、具体的な数字での指南は控えます。)
ただ、この1・2年前と比べて利回りが極端に悪いと感じる物件に手を出すのは、やめた方がよいと思います。
ご参考になると幸いです。
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