ワンルームマンション投資と青色申告
公開日:
:
最終更新日:2015/03/07
ワンルームマンション投資の税金対策
ワンルームマンション投資を始めている方は
既に確定申告を済ませたでしょうか。
今年は、15日が週末になるので最終締め切りは17日(月)になります。
筆者は実はまだ申告が完了していません(涙)。
今週末の提出になる予定です。
本当は確定申告については何回かに分けて解説したかったのですが、
3月が非常に忙しく、情報を整理する時間がありませんでした。
なので、詳細は後日解説するとして要点だけ。
今さら遅いですが、これからワンルームマンション投資を
まだ始めていない人も多いと思いますので。
ワンルームマンション投資では青色申告をする必要はない。
むしろ、青色申告はやめた方が良いと思います。
筆者自身は、会計・税務に詳しいので青色申告をしています。
また、自分の親族も不動産投資をしていてそれは白色申告です。
なので、両方をきちんと見ての判断です。
一言で言うと不動産投資は
事業規模(ワンルームマンション投資の場合は10室以上)に
ならなければ、青色申告するメリットはほとんどないと
断言できます。
事業規模ならば、65万円の控除です。
しかし、不動産投資で青色申告をすると事業規模で無いならば
10万円の控除だけです。
さらに、この10万円は税金がそれだけ安くなるわけでなく
10万円が経費になるだけです。
これは、どういうことかというと、
一般的なサラリーマンの収入(かなり良い収入でも)ならば、
税率が20%程度です。
なのでたった2万円程度の還付にしかなりません。
また、事業規模でなければ、経費などの面でも白色と比べて
メリットはほとんどありません。
しかし、青色にするための手間や厳密性の担保を求められます。
これでは、2万円では割に会いません。
ましてや、税理士にお願いするようなことになれば、
一回の確定申告で確実に2万円以上(この値段はまた公開します。)
するのでほんとに赤字です。
私は青色申告にしたのは、別の意図もあったのですが、
それでも少し後悔しています。
青色申告を進める論調が巷にありますが、
あれは全て税理士業界と税務署のマッチポンプです。
つまり、「青色申告にすると得になりますよ~」と言って
青色申告の道に連れ込んで、手に負えなくなった人を
税理士がお客様として獲得する。こんな構造です。
ネットで、青色申告を進める記事はほとんどは
不動産投資では控除が10万円にしかならないことに言及していません。
65万円の控除で計算しているサイトがほとんどです。
そして、そのようなサイトはほとんど税理士が運営しているのです。
ひどい話です。
あと、筆者みたいに自分で出来る人でも
労力を考えると割に合わないと思います。
この問題は今後も続けます。
(ちょっと記事にするのが遅かったです。)
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